遺言書で思い通りの遺産分割を

遺言は、あなたの死後、
あなたの財産を誰にどのように承継させるのかを
あらかじめ指定しておくことができる便利な制度です。

また、それだけではなく、
認知したい子がいる場合や
息子の非行が著しいので相続人から除外したい場合などにも利用できます。

さらには、ある一定の負担をお願いする代わりに
財産を承継させるような遺言も可能です。(ペットの世話など)

元気な時でないと遅いかもしれません

あなたは、自分の財産が現在と死亡時では大きく変動するかもしれないので、
今はまだ、遺言をする時期ではないと考えているかもしれません。

また、気持ちだって現在と体が弱くなってからでは
変わっているのではないかと考えるかもしれません。

しかし、それでは遅い場合があります。

あなたが、突然の事故死や病死に見舞われた場合はもちろんですが、
あなたが、認知症に陥ってしまった場合や認知症を疑われるような状態に
なってしまった場合は、その遺言の効力が争われ否定されてしまう
可能性があるのです。

遺言は何度でも書きなおせる!

当事務所は、
あなたに遺言をする法律的な意味での能力がある内に
遺言書を作成すること,もしくは生前に配偶者やお子様達(相続人になる予定の方々)との話し合いを持つことをお勧めしています。

そして、遺言は、後にした遺言で前にした遺言を訂正できるため
何度でも書き直すことができますので,内容についてはその時々の
気持ちを反映させることが出来ます。

ですから、不測の事態に備えて、
今のあなたの気持ちをまず遺しておくことも、選択肢の
1つとしては良いかと思います。

最後に

遺言は、あなたの死後、ご家族が争わないための心遣いです。

ちょっとした準備不足で
あなたの大切なご家族が泥沼の相続争いに陥ることがないように
早めの相談と準備もご検討頂くと良いかと思います。

私は財産が少ないから大丈夫。
配偶者や子供達は大変仲が良いから大丈夫。
そんな方でも争いは起こりえます。

生前からの話し合いや遺言書の作成を検討することをお勧め致します。